皇居東御苑-皇居附属庭園の散策(江戸城跡)/アクセス・公開情報

皇居附属庭園として整備された皇居東御苑は、かつて徳川将軍の居城だったところです。そこでは、旧江戸城の歴史を体感しながら、四季折々の花や緑の中を、自分のペースで散策できます。都心にありながら、四季の変化を楽しめる皇居東御苑で、時を忘れて、癒されてみませんか?

  • 事前申請:必要なし
  • 入園料:無料

「皇居三の丸尚蔵館」は来館前にオンラインによる事前予約が必要です。



こんな日でした♪

2024年4月16日(火)はこんな日でした♪

二の丸庭園では、ツツジが見頃となっています。


二の丸庭園(2024年4月16日撮影)

★ツツジの開花状況は、以下で紹介中!
皇居東御苑-庭園を彩るツツジ[2024年開花状況]

 

皇居東御苑とは

概要

皇居東御苑は,旧江戸城の本丸・二の丸・三の丸の一部を宮殿の造営にあわせて皇居附属庭園として整備されたもので,昭和43年(1968)から公開されています。
引用:宮内庁ホームページ

 

アクセス・公開情報

アクセス情報

3ヶ所の出入門

皇居東御苑には、3ヶ所の出入門(大手門平川門北桔橋門)が用意されています。


番号は散策ルートの一例紫矢印線:諸大名が登城したルート)

大手門/大手仮休憩所/大手三之門跡/同心番所/百人番所/中之門跡/大番所/中雀門跡/果樹古品種園/野草の島/富士見櫓/本丸大芝生/松の大廊下跡/富士見多門/バラ園/石室/桜の島/竹林/天守台/桃華堂/大奥跡/本丸休憩所江戸城天守復元模型/展望台/ツバキ園/梅林坂/汐見坂/都道府県の木/諏訪の茶屋/二の丸庭園/菖蒲田/二の丸雑木林/二の丸休憩所皇居三の丸尚蔵館/大手仮休憩所/大手門

アクセス(各出入門まで)

◆大手門
・各線「大手町」駅C13b出口から徒歩3分
・JR「東京」駅丸の内北口から徒歩15分

◆平川門
・東西線「竹橋」駅1a出口から徒歩5分

◆北桔橋門
・東西線「竹橋」駅1a出口から徒歩6分

→詳細:皇居東御苑の「アクセス・公開情報」

 

公開情報

公開時間(通常)
季節により公開時間が異なりますのでご注意

  • 3月1日~4月14日
    午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
  • 4月15日~8月末日
    午前9時~午後6時(入園は午後5時30分まで)
  • 9月1日~9月末日
    午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
  • 10月1日~10月末日
    午前9時~午後4時30分(入園は午後4時まで)
  • 11月1日~2月末日
    午前9時~午後4時(入園は午後3時30分まで)

休園日
臨時の休園日にご注意

  • 月曜日、金曜日(ただし、天皇誕生日以外の「国民の祝日等の休日」は公開し、月曜日が休日で公開の場合は火曜日を休園)
  • 臨時休園、公開時間の変更となることがあります
  • 12月28日から翌年1月3日までは休園日です

事前申請
必要なし
※「皇居三の丸尚蔵館」は来館前にオンラインによる事前予約が必要です

入園料
無料

手荷物検査
入園の際に「皇宮護衛官」による手荷物検査が実施されます

問い合わせ
宮内庁管理部皇居東御苑管理事務所
TEL:03-3213-2050(8時45分~12時/13時~17時※休園日除く)

宮内庁ホームページ「皇居東御苑の公開について」
→注意事項など詳細は下記URL「宮内庁ホームページ」でご確認願います
https://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/higashigyoen.html

 



散策のポイント

散策前に押さえておきたいポイント!

◆多くの来園者が訪れる人気スポット
天守台、二の丸庭園、江戸城天守復元模型、皇居三の丸尚蔵館など。
◆休園日と公開時間

臨時の休園日と、季節ごとに異なる公開時間(閉園時間等)に注意。
◆30分早く公開終了
「富士見多門」と「江戸城天守復元模型」の公開時間は、皇居東御苑開園日の午前9時から、閉園時間の30分前まで(入場は閉園時間の45分前まで)です。
◆皇居三の丸尚蔵館
令和5年11月3日(金・祝)から一部開館。(
オンラインによる事前予約が必要)
◆車椅子での通行について
「富士見多門」の出入口、「汐見坂」は急坂のため、車椅子での通行は禁止です。
◆普段着でOK
皇居東御苑の散策では「本丸大芝生」を除くと大部分が舗装された道になりますが、とても広く、長い坂道、急な坂道もあるので、歩きやすい服装と靴がベスト。
◆雨具の用意
突然の雨にも折りたたみ傘があると安心です。
◆手荷物検査の実施
入園の際に、皇宮護衛官による手荷物検査が行われます。手荷物は駅等のコインロッカーに預けるなど、最小限にしておけば検査はスムーズです。

今回の散策コース

散策の概要

  • 大手門から入門し、「かつて将軍への謁見などで諸大名が登城したルート」を歩いて本丸御殿跡へ向かいます。そこからは、各地区(本丸地区・二の丸地区・三の丸地区)の見どころを散策し、大手門から出門します。
  • 所要時間は約1時間20分

★★★

  • 諸大名が登城したルートを歩く
  • 目前で見る旧江戸城の遺構
  • 四季折々の花や緑を楽しむ
  • 癒される日本庭園などの景観
  • 皇室ゆかりの歴史に触れる

 



 

最寄り駅をスタート

 「大手町」駅


「大手町」駅構内案内板


「大手町」駅C13b出口


大手門へのアクセス図

 大手門へは徒歩3分

 

--皇居東御苑(大手門)に到着--

皇居東御苑の散策

大手門

旧江戸城正門からの入門

主にこの門から、将軍への謁見などで諸大名が登城しました。現在は皇居東御苑のメインゲートとして多くの来園者を迎えています。


大手門

各出入門では、入園の際に皇宮護衛官による「手荷物検査」が行われます。手荷物を最小限にしておけば検査はスムーズです。

●管理事務所
・トイレ

大手仮休憩所皇居東御苑の休憩所

・売店

大手三之門跡

下乗門跡

かつて、この門の手前には濠があり、二の丸と三の丸を分けていました。「徳川御三家」以外の大名は、ここで駕篭を降りて徒歩で登城。


大手三之門跡(下乗門跡)

同心番所

1つ目の番所

登城ルートには、3つの番所(登城者を監視する警備詰所)が設けられ、ここが1つ目の番所です。主に「同心」と呼ばれる武士が登城者の監視にあたっていました。


同心番所

 直進

百人番所

2つ目の番所

大手三之門跡を抜け、左手に見えるのが江戸城最大の検問所だった百人番所です。甲賀組/伊賀組/根来組/二十五騎組という4組の鉄砲百人組が、昼夜交代で勤務。


百人番所

中之門跡

諸大名を圧倒させた巨大な石垣

迫力ある中之門の石垣は、江戸城内でも最大級の巨石(重量約35t)が使われました。


中之門跡

大番所

3つ目の番所

中之門の内側に設けられた、位の高い武士が勤務していた番所です。


大番所

 

//長い登り坂//

中雀門跡

登城への最後の門

2つの櫓で守られていた重要な門で、この門を抜けると、将軍の居所「本丸御殿」でした。


中雀門跡

 

本丸御殿跡に到着

ここが中雀門跡を抜けたところです。かつて諸大名が登城していた「本丸御殿」の玄関口付近になります。 


本丸御殿跡(玄関口付近)
※本丸御殿は、このあとの「本丸大芝生」の中で紹介。 

果樹古品種園

上皇陛下のお考えを受けて整備

上皇上皇后両陛下は、果樹古品種園の整備を記念して、平成20年4月11日に皇居東御苑において、ご植樹を行われました。


果樹古品種園 11月中旬撮影

食用の植物は、より美味なものや生産性の高いものが栽培されるようになると、古い品種はすたれてしまい、一般には見ることができなくなってしまいます。江戸城の跡である皇居東御苑に江戸時代の品種である果樹を植えれば、訪れる人々にとっても興味深いことではないかとの上皇陛下のお考えを受けて、皇居東御苑本丸地区に果樹古品種を植栽した果樹園を整備しました。
引用:宮内庁ホームページ

野草の島

四季折々に楽しめるよう野草や花木が植えられています。


野草の島 4月下旬撮影

富士見櫓

天守が焼失してからは天守の代用

現存する江戸城の櫓のうち、唯一の三重櫓です。どの方角から見ても同じような形に見えることから「八方正面の櫓」とも呼ばれていました。


富士見櫓
富士見櫓-江戸城天守の役割を果たす

本丸大芝生

本丸跡の広大な芝生地

かつて、ここには「本丸御殿」が立ち並んでいましたが、現在は広大な芝生地となっています。本丸御殿は幾度となく火災に見舞われ、その都度、再建されましたが、文久3年(1863)に焼失してからは再建されることはありませんでした。


本丸大芝生


本丸御殿(表・中奥・大奥)のイメージ図

(前略)本丸御殿は表、中奥、大奥という三つの空間に分かれていました。表は、将軍の謁見など公式な儀式・行事・幕府諸役人の執務の場で、中奥は将軍の日常生活、政務を執る場、大奥は御台所と呼ばれた将軍の正妻をはじめ家族や女性たちの生活の場でした。
引用:江戸城本丸御殿案内板

江戸東京博物館(東京都墨田区)には、焼失前の本丸御殿の様子を1/200で復元した模型が展示されています。本丸大芝生とその周囲には、びっしりと建物が立ち並んでいたようです。


江戸城本丸御殿の模型(江戸東京博物館)
※江戸東京博物館は大規模改修工事のため、休館中です。休館期間は令和4年4月1日~令和7年度中(予定)。

※大奥跡は、このあとの「大奥跡」の中で紹介。

松の大廊下跡

忠臣蔵でおなじみ。


松の大廊下跡

富士見多門

内部を見学できる貴重な存在

強固な防御機能を持った、江戸城本丸の防御施設でした。かつては本丸の各所に築かれていましたが、本丸地区で現存するのは富士見多門のみです。


富士見多門内部
富士見多門-内部を一般公開中

内部を一般公開中
通常は、旧江戸城の建物内に入ることはできませんが、この富士見多門は、建物内に入って内部を見学することができる貴重な存在です。(昭和42年~43年にかけて解体修理を実施)
※公開時間:皇居東御苑の開園日の午前9時から閉園時間の30分前まで(入場は閉園時間の45分前まで)
富士見多門の出入口は急坂のため、車椅子での入場はできません。

バラ園

上皇陛下のお考えから、平成8年(1996)に整備されたバラ園です。日本や中国の野生のバラが植えられています。


バラ園 5月中旬撮影

石室

非常の際(火事など)に大奥用の調度などを避難させた場所と考えられています。(諸説あり)


石室

桜の島

見頃時期:例年3月下旬から4月上旬

ここでは、早咲きの桜から遅咲きの桜までを見ることができ、ソメイヨシノの開花時期には、多くの来園者で賑わいます。


桜の島 3月下旬撮影
皇居東御苑-江戸城本丸跡で見る桜[2024年開花状況]

竹林

珍しい竹を多くの人が見られるようにとの上皇陛下のお考えから、平成8年(1996)に、昭和天皇の御所から13種類の竹を移植しました。


竹林

天守台

本丸地区一番の見どころ

明暦の大火(1657年)で寛永度天守が焼失後、万治元年(1658年)に再建された天守台です。天守は幕府内の天守不要との結論から建てられることはありませんでした。天守台のスロープを上がれば、本丸跡を一望できます。


天守台

桃華楽堂

音楽堂

香淳皇后の還暦を記念して建てられた音楽堂です。香淳皇后のお印の「桃」にちなんで命名されました。


桃華楽堂

大奥跡

大奥の歴史を感じるエリア

将軍の子女や正室、奥女中たちが生活をしていた大奥です。本丸御殿の約半分の面積を占めた大奥には、最盛期、約3,000人の女性が働いていたといわれています。


大奥跡のイメージ図

江戸城大奥での花見の様子を描いた錦絵です。


揚州周延「千代田大奥 御花見」(出典:国立国会図書館)

本丸休憩所皇居東御苑の休憩所

・最も広い休憩所です
・売店/トイレ

江戸城天守復元模型

本丸休憩所増築棟内で公開中(模型の高さは約2m)

江戸時代の寛永期の天守を1/30の大きさで復元したものです。五重6階の建物と、石垣の天守台を合わせた高さは約60m(20階建てのビルに相当)でした。
※公開時間:皇居東御苑の開園日の午前9時から閉園時間の30分前まで(入場は閉園時間の45分前まで)


江戸城天守復元模型

展望台

本丸休憩所の裏手(東側)になります。

ツバキ園

このツバキ園には20種類以上のツバキがあり、10月から5月まで花を楽しむことができます。


ツバキ園  3月下旬撮影

 本丸地区から二の丸地区へ

本丸地区から二の丸地区へ向かうには「梅林坂」、又は「汐見坂」の急坂を下ります。梅の季節には、紅白の梅が楽しめる「梅林坂」がオススメです。

梅林坂

見頃時期:例年2月中旬から下旬

ここでは、早咲きの梅から遅咲きの梅までを長い期間、楽しむことができます。


梅林坂の梅 2月中旬撮影
皇居東御苑-旧江戸城の「梅林坂」を彩る梅[2024年開花状況]

汐見坂

海が眺められたといわれる坂

徳川家康による江戸城築城の頃は、この付近まで日比谷入江が入り込んでいました。

※汐見坂は車椅子での通行が禁止です!


汐見坂の案内板


迂回ルート

車椅子の方は「迂回ルート」が無難です。(上図参照)
本丸地区と二の丸地区を結ぶ梅林坂と汐見坂は、共に、かなりの急坂です。しかも、汐見坂の方は車椅子での通行が禁止となっています。

 

都道府県の木

各都道府県から寄せられた木々が植樹されています。


都道府県の木

諏訪の茶屋

ご休所として使われていた茶屋

明治45年(1912)に皇居内の吹上御苑に建てられ、昭和43年(1968)に現在の場所に移築された「数寄屋風の書院茶屋」です。


諏訪の茶屋 4月下旬撮影


諏訪の茶屋(紅葉)12月初旬撮影

二の丸庭園

二の丸地区一番の見どころ

九代将軍家重の時代に作成された庭絵図面をもとに、池泉回遊式庭園として復元された日本庭園です。ベンチに座って、ゆっくりと流れる時間を体感できる憩いの場となっています。


二の丸庭園 5月上旬撮影


二の丸庭園(紅葉)12月初旬撮影
皇居東御苑-二の丸地区の静かな紅葉[2023]


二の丸庭園のクルメツツジ 4月中旬撮影
皇居東御苑-庭園を彩るツツジ[2024年開花状況]

菖蒲田

84品種のハナショウブが植えられています。


菖蒲田(二の丸池横)のハナショウブ 6月初旬撮影

二の丸雑木林

武蔵野の自然を再現した雑木林

江戸時代は、将軍の別邸やお世継ぎの御殿があったところです。雑木林の中には、四季を通して楽しめる小道が続きます。


二の丸雑木林 4月下旬撮影


二の丸雑木林(紅葉)12月中旬撮影

この雑木林は、昭和天皇のご発意により、失われていく雑木林を再現しようと、昭和58年(1983)から60年(1985)にかけて造成されたものです。

二の丸休憩所皇居東御苑の休憩所

・トイレ

 三の丸地区へ

皇居三の丸尚蔵館

皇居附属庭園ならではの施設

三の丸尚蔵館は新施設へ移行のため休館中でしたが、新たに名称を「皇居三の丸尚蔵館」として、令和5年11月3日(金・祝)から一部開館しました。(全面開館は令和8年度予定)

■展覧会内容

[開館記念展]皇室のみやび-受け継ぐ美-
会期:令和5年11月3日(金・祝)~令和6年6月23日(日)

※注意
皇居三の丸尚蔵館は、日時指定予約制(来館前にオンラインによる事前予約が必要)です。入館料など詳細は下記URL「皇居三の丸尚蔵館ウェブサイト」でご確認願います。

https://shozokan.nich.go.jp/

 

■皇居三の丸尚蔵館(旧三の丸尚蔵館)とは

三の丸尚蔵館は、皇室に代々受け継がれた絵画・書・工芸品などの美術品類に加え、故秩父宮妃のご遺贈品、香淳皇后のご遺品、故高松宮妃おご遺贈品、三笠宮家のご寄贈品が加わり、多数の美術品類を収蔵しています。
引用:宮内庁ホームページ

大手仮休憩所
大手仮休憩所内には売店があり、皇居ならではの記念品(絵葉書、財布、カレンダーなど)が販売されています。

大手門

大手門から出門します。

-----散策終了-----



ココを歩いてみて

自分のペースで楽しめる散策

旧江戸城の歴史と皇室ゆかりの歴史に触れながら、四季折々の花や緑の中を、自分のペースで、ゆっくりと楽しむことができます。また、旧江戸城の遺構には、わかり易い案内板があり、花・草木には名前のプレートが付けられ、優しさを感じながらの散策でした。

事前申請の必要なし

入園に際しての事前申請は必要なく、入園料は無料です。気軽に入園できますが、休園日(臨時を含む)と、季節ごとに異なる公開時間には注意が必要です。これらは注意事項を含め、宮内庁ホームページで確認することができます。
※「皇居三の丸尚蔵館」は来館前にオンラインによる事前予約が必要です。

 

問い合わせ
宮内庁管理部皇居東御苑管理事務所
TEL:03-3213-2050(8時45分~12時/13時~17時※休園日除く)

宮内庁ホームページ「皇居東御苑の公開について」
https://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/higashigyoen.html