皇居一般参観-当日受付で皇居内を歩いて参観

皇居内にある「宮殿東庭」や「二重橋」などを歩いて参観する「皇居一般参観」。参観申込には「事前申請」と「当日受付」があり、参観料は無料。見どころ満載の参観コースを歩いて、皇居内のおごそかな雰囲気を堪能してみませんか?

<定員数状況-2024年11月1日現在>

◆事前申請の定員数
午前の回:200人
午後の回:200人

◆当日受付の定員数
午前の回:300人
午後の回:300人


参観の様子(宮殿東庭)

 



皇居一般参観とは

概要

皇居一般参観とは、皇居内の参観コースを歩きながら、建物等を参観するものです。午前と午後の各1回実施され、参観料は無料。参観への申込方法には「事前申請」と、利便性をより高めることを目的とした「当日受付」があります。(※皇居一般参観では、建物内の参観はできません)

午前と午後に実施する参観

所要時間
約1時間

参観料
無料

問い合わせ
宮内庁管理部管理課参観係 TEL:03-5223-8071(直通)
電話対応時間:午前8時45分~正午/午後1時~午後5時
※日曜日、月曜日、祝日(土曜日除く)、年末年始(12/29~1/3)は休み

 

参観コース

約2.2kmを歩く参観(約1時間)

桔梗門(入門)→窓明館→富士見櫓下→宮内庁庁舎前→塔の坂→宮殿東庭→正門鉄橋(渡ってから折り返し)→宮殿東庭→宮殿北車寄前→山下通り→宮内庁庁舎前→窓明館→桔梗門(出門)

※皇居一般参観では、建物内の参観はできません!


MAP 参観コース
※上記MAP、は、このあとの「最寄り駅から参観終了まで(一連の流れ)」の中で紹介しています

 

ガイドさんが付く団体行動
参観は宮内庁係員の誘導で実施される団体行動です。自由行動はできませんが、ガイドさんが付いて案内してくれます。
服装
仮装など皇居内の参入者として相応しくない服装での入場はできません。約2.2kmの参観コース(舗装道路)を歩くので、歩きやすい服装と靴がベスト。
手荷物検査
皇宮護衛官による手荷物検査が行われます。手荷物はコインロッカーに預けるなど最小限にしておけば検査はスムーズです。
雨具の用意
突然の雨にも、折りたたみ傘があると安心。
熱中症対策を万全に(重要)
暑い日は、こまめな水分補給など熱中症対策が必要となります。

 

参観への申込み

2通りの申込方法

皇居一般参観への申込方法には「事前申請」と「当日受付」の2通りがあります。


2通りの申込方法

  • 事前申請は、参観前に、インターネット/郵便/窓口のいづれかで予約を行い、参観許可を受けます
  • 当日受付は、予約不要で、参観実施日に皇居桔梗門前で受付を行います
    ※先着順(整理券配布)で、定員になり次第終了

 

詳細は、宮内庁ホームページ「皇居参観(無料)への参加方法」で確認願います
https://sankan.kunaicho.go.jp/about/koukyo.html

 



皇居桔梗門前(受付)へのアクセス


MAP 桔梗門前(受付)へのアクセス

アクセス情報

皇居一般参観は、桔梗門前で「受付」を行います。下記は主な最寄り駅です。

アクセス

  • 都営三田線「大手町」駅D2出口から徒歩6分
  • 千代田線「二重橋前」駅6番出口から徒歩6分
  • JR「東京」駅丸の内中央口から徒歩15分

受付場所

「事前申請」と「当日受付」では、受付場所が少し離れます。並ぶ際にはご注意ください。

 

ココのポイント!

  • 「行幸通り」を真っすぐ来れば、桔梗門前に到着
  • 「桔梗門前」には案内板が立っています
  • 「事前申請」と「当日受付」では、受付場所が少し離れます

 



 

最寄り駅から参観終了まで(一連の流れ)

最寄り駅をスタート

アクセス

都営三田線「大手町」駅(D2出口)
千代田線「二重橋前」駅(6番出口)
JR「東京」駅(丸の内中央口)

 桔梗門前へ

 

-----桔梗門前に到着-----

 

桔梗門前には案内板が立っています


桔梗門前の案内板

参観タイムスケジュール

桔梗門前で受付

ココでは-

  • 先着順に並び整理券を受領します(当日受付のみ)
  • 受付を行う(当日受付・事前申請共に)

 


桔梗門前の受付場所

 

受付の流れ

「当日受付」の場合

  • 桔梗門前の「当日受付」受付場所に先着順に並びます
  • 整理券配布時間になりましたら整理券を受領(1人1枚)
  • 受付開始時間まで待機
  • 受付開始時間になりましたら「当日受付」受付場所で受付をします
    ・受領した整理券を提示
    ・本人確認ができるものを提示

→受付完了後、係員の指示で皇居内へ

「事前申請」の場合

  • 受付開始時間になりましたら「事前申請」受付場所で受付をします
    ・参観許可番号(参観許可通知)を提示
    ・本人確認ができるものを提示

→受付完了後、係員の指示で皇居内へ

 

ココのポイント!

「当日受付」の場合

  • 受付場所に先着順に並び、必ず整理券を受領してください
  • 当日受付には定員があり、定員になり次第終了となります
  • 本人確認ができるもの(運転免許証等)の提示ができないと参観はできません

「事前申請」の場合

  • 整理券の受領は必要なく、受付から開始です
  • 参観許可番号(参観許可通知)が必要
  • 本人確認ができるもの(運転免許証等)が必要

 

参観前に、受付で必要なもの、時間、休止日(臨時を含む)、注意事項の確認を「宮内庁HP」で必ず行ってください。
宮内庁HP「参観案内(参観申込ほか)」
https://www.kunaicho.go.jp/event/sankan/sankaninfo.html

 

係員からの指示がありましたら、桔梗門から入門となります。


皇宮護衛官に警備されている「桔梗門」

 

-----ココからは皇居内です-----

 

窓明館(そうめいかん)

ココでは-

  • 手荷物検査の実施
  • 参観申込書への記入と提出(当日受付のみ)
  • 参観の説明を受ける

 

入門後は直ぐに窓明館へ

窓明館入口で皇宮護衛官による手荷物検査が行われ、その後、窓明館内で参観の説明があります。


手荷物検査の様子(窓明館入口)


参観の説明を受けます(窓明館内)

 

これより先にはありません
参観コースは約2.2kmです。窓明館には、飲み物の自動販売機、トイレ、コインロッカーが設置されていますが、窓明館より先にはありません。また、途中で引き返すことはできませんのでご注意!

 

ココのポイント!

  • 手荷物検査の実施
  • 参観での注意事項等、参観の説明を受けます
  • 売店を利用できます(皇居ならではのお土産が販売)
  • 飲み物の自動販売機、トイレ、コインロッカーを利用できます

 

 時間になりましたら窓明館を出発

※「事前申請」と「当日受付」で受付等に違いがありましたが、参観は一緒に実施されます。

 

-----ココからは参観です-----

 

富士見櫓下

どの方角から見ても同じような形に見える「八方正面の櫓」

窓明館を出発し、しばらく歩くと右側に見えてくるのが、石垣の上にそびえる「富士見櫓」。石垣の高さは約15m、櫓の高さは約16mです。皇居東御苑の南隅に立つ櫓ですが、こちら(皇居側)から見た方が綺麗で圧倒的な存在感があります。


富士見櫓

「櫓」は、城の隅など重要箇所に造られる防御施設の役割をもった建物です。かつて江戸城には多くの櫓がありましたが、現存する櫓は、富士見櫓、伏見櫓、巽櫓の3つとなりました。富士見櫓は、明暦の大火(1657年)で焼失しましたが、その後間もなく再建され、天守の代用としても使われていました。将軍が富士山や両国の花火、品川の海を眺めたといわれています。
引用:富士見櫓案内板(皇居東御苑内)

●宮内庁庁舎前
●塔の坂  //急な登り坂です//
●松の塔

宮殿東庭

「皇居一般参賀」が行われているところ

宮殿東庭は、新年及び天皇誕生日に一般参賀が行われている広場です。その一般参賀では、天皇皇后両陛下・皇族方が「長和殿」中央部ベランダで、国民からの祝賀をお受けになります。また、宮殿東庭の地下は駐車場になっていて、約120台の車が収容可能とのこと。


宮殿東庭での参観の様子


長和殿(長さ163m)

●宮殿中門

正門鉄橋(二重橋)

二重橋の上を歩く

正門鉄橋は、通称「二重橋」と呼ばれています。江戸時代、この場所に「西の丸下乗橋」といわれる木橋が架かり、濠が深く橋桁を支えるために二重構造になっていたことが名前の由来です。参観は、この二重橋の上を歩いて渡ったところが折り返し地点となります。


皇居内で見る二重橋

二重橋の上からの眺めは一番の見どころ!

皇居前広場方向には、皇居正門に繋がる「正門石橋」や、大都会のビル群の景色が広がっています。反対方向には、両袖に多門櫓を備えた「伏見櫓」。二重橋の上からは、伏見櫓の美しい姿を間近に見ることができます。


正門鉄橋(二重橋)の上からの眺め


正門鉄橋(二重橋)の上から見た伏見櫓

 

二重橋からの落とし物にご注意!
写真撮影などでお濠にスマホなどを落とさないよう、ご注意ください。万が一、落とされても回収は不可能のようです。

 

 正門鉄橋を渡って折り返します

●宮殿中門
●宮殿東庭

宮殿北車寄前

新内閣の記念撮影が行われているところ

長和殿北端の北車寄は、国内の賓客が宮殿に参入される際の玄関口です。


宮殿北車寄

●山下通り  //長い緩やかな下り坂です//
●宮内庁庁舎前
▲(窓明館)

参観は、再び窓明館前に戻って来ます。そのまま桔梗門から出門しても良いのですが、窓明館でひと休みすることができます(※閉門時間があり長居は不可)。また、コインロッカーをご利用の方はお忘れなく。

 

参観終了

桔梗門(出門)

桔梗門から出門して、参観終了となります。
「ストラップ」の返却をお忘れなく。

 

-----これで参観終了-----

 

このあと、皇居東御苑へ行くには

大手門までは徒歩8分の距離

桔梗門を出て、お濠沿いを左へ進むと、皇居東御苑のメインゲート「大手門」になります。


MAP 桔梗門から大手門へのアクセス

「皇居東御苑」はこのサイトの中でも紹介しています
皇居東御苑-皇居附属庭園の散策(江戸城跡)/アクセス・公開情報

 



ココを歩いてみて

皇居内のおごそかな雰囲気を体験

皇居一般参観は、参観コースを歩きながら、建物の外観を見るだけで、建物内に入ることはできません。それでも、通常は一般の立ち入りのできない皇居内を歩くことができ、とても満足でした。やはり、皇居内だけあって少し重々しい空気が漂っているところもありましたが、そういった皇居内の雰囲気に触れられたことは貴重な体験となりました。

皇居内は見どころ満載

皇居内の見どころは、建物だけではなく、皇居内の至る所に存在しています。よく手入れがされた樹木、所々に配置されている皇宮護衛官、走行するパトカー、目に見えない雰囲気など、建物以外にも目を向けると、さらに楽しめるかもしれません。

ガイドさんが案内してくれます

参観は自由行動ではなく、団体行動になりますが、ガイドさんの楽しい解説が聞けて、より有意義な時間を過ごすことができました。

この参観を通して

約1時間という限られた短い時間でしたが、この参観を通して思うことは、明日につながる大きな収穫があったということ。これは、参観者の多くが同じ思いだったはず。皇居には不思議な何かがありそうです。

アクセス・公開情報

<皇居一般参観>

  • 所在地
    東京都千代田区千代田1-1
  • 桔梗門前(受付)への交通アクセス
    都営三田線「大手町」駅D2出口から徒歩6分
    千代田線「二重橋前」駅6番出口から徒歩6分
    JR「東京」駅丸の内中央口から徒歩15分
  • 参観コース
    約2.2km
  • 所要時間
    約1時間
  • 参観料
    無料
  • 参観休止日
    日曜日、月曜日、祝日(土曜日除く)
    7月21日~8月31日までの午後
    年末年始(12月28日~翌年1月4日)
    ※その他、臨時の休止日有り
  • 問い合わせ
    宮内庁管理部管理課参観係 TEL:03-5223-8071(直通)
    電話対応時間:午前8時45分~正午/午後1時~午後5時
    ※日曜日、月曜日、祝日(土曜日除く)、年末年始(12/29~1/3)は休み
  • 新年及び天皇誕生日に行われる「皇居一般参賀」とは異なりますのでご注意ください
  • 参観前に「宮内庁HP」で、注意事項、受付で必要なもの、休止日(臨時を含む)等の確認が必要です

参考:
宮内庁HP「参観案内(参観申込ほか)」

https://www.kunaicho.go.jp/event/sankan/sankaninfo.html