一般の立ち入りができない皇居内にある二重橋。その二重橋には2つの楽しみ方があります。それは「皇居の外で楽しむ二重橋」と「皇居の中で楽しむ二重橋」です。
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2024年10月11日(金)はこんな日でした
皇居前広場の二重橋手前では、ひっきりなしに訪れる沢山の観光客が見られました。
皇居前広場の様子
皇居二重橋を楽しむ
皇居二重橋とは
二重橋
皇居前広場から正門を経て宮殿へ至る濠に二つの橋が架かっており、手前の橋が「正門石橋」、奥の橋が「正門鉄橋」です。
「二重橋」は一般にこの二つの橋を総称して言われていますが、厳密には奥の橋を指します。(後略)
引用:国民公園 皇居外苑パンフレット(環境省皇居外苑管理事務所)
二重橋の2つの楽しみ方
二重橋は一般の立ち入りができない皇居内にあります。そのため、二重橋を「①皇居の外で楽しむ二重橋」と「②皇居の中で楽しむ二重橋」において、それぞれに楽しむポイントを紹介しています。
MAP 皇居と皇居前広場
※緑の太線左側は、一般の立ち入りができないエリアです。
★★★
①皇居の外で楽しむ二重橋
- 皇居前広場の人気観光スポット
- 定番の「皇居を象徴する景観」
- 正門石橋と正門鉄橋の2つの橋
- 二重橋を最も近くで見るポジション
②皇居の中で楽しむ二重橋
- 皇居一般参観に参加し皇居内へ
- 二重橋の上を歩いて渡る
- 見逃せない二重橋の上からの眺望
① 皇居の外で楽しむ二重橋
皇居前広場の観光スポット
二重橋の楽しみ方の1つ目が「皇居の外で楽しむ二重橋」です。これは、二重橋のある皇居内へは一般の立ち入りができないため、二重橋を皇居の外にある「皇居前広場」から見て楽しむというもの。ここでは、人気の観光スポットから、じっくり見て楽しんでください。
定番の「皇居を象徴する景観」
ここは、記念撮影をしている様子がよく見られるところです。正門石橋と正門鉄橋(二重橋)が重なり、中央奥には、三代将軍徳川家光の時代に京都伏見城から移築されたと伝えられる「伏見櫓」が見えています。
皇居を象徴する景観
手前の橋が「正門石橋」
皇居前広場から見て手前にある橋が正門石橋です。石造りの2連アーチ構造の石橋で、近くで見ると威厳と風格が伝わってきます。
皇居前広場から見て手前にある正門石橋
この正門石橋を渡ったところが「皇居正門」
荘厳な佇まいの皇居正門です。普段は閉じられ、一般の通行はできません。門前には皇宮護衛官の姿が見られます。
正門石橋と皇居正門
奥の橋が「正門鉄橋(二重橋)」
皇居前広場から見て奥にある橋が正門鉄橋です。厳密には、こちらの正門鉄橋が二重橋になります。この場所は濠が深く、江戸時代に二重構造の木橋が架けられたことが二重橋と呼ばれる由来です。現在の橋は二重構造ではありませんが、”二重橋”という通称はそのまま用いられています。
皇居前広場から見て奥にある正門鉄橋(厳密にはこちらが二重橋)
二重橋を最も近くで見るには
皇居前広場から二重橋を最も近くで見ることができるポジションは「二重橋濠」手前の斜線エリア(下図)です。ただし、通常、夕方頃になると立ち入り禁止となりますので遅くならないように!
斜線エリアは朝9時から夕方頃まで開放(通常)
※斜線エリアが立ち入り禁止となる時間は、季節により変動します。
② 皇居の中で楽しむ二重橋
皇居一般参観に参加
二重橋の楽しみ方の2つ目が「皇居の中で楽しむ二重橋」です。これは「皇居一般参観」に参加し、皇居内に入って、参観コースになっている二重橋(正門鉄橋)を実際に歩いて楽しむというもの。ここでは二重橋の上を歩いて、そこからの感動的な眺望を存分に楽しんでください。
見逃せない眺望
皇居一般参観の一番の見どころは、二重橋からの眺望です。皇居前広場からは、二重橋の後ろに小さく見えていた「伏見櫓」ですが、ここからは、その美しい姿を直ぐそこに見ることができます。
正門鉄橋(二重橋)の上から見た「伏見櫓」(皇居一般参観より)
皇居一般参観(無料)とは
桔梗門から皇居内に入り、「宮殿東庭」や「二重橋」などを歩いて参観するもので、火曜~土曜日の午前と午後の各1回実施されています。参観申込には「事前申請」の他に「当日受付」があり、参観料は無料。
※このサイトの中でも紹介中!
皇居一般参観-当日受付で皇居内を歩いて参観
①「皇居の外」と ②「皇居の中」を同日に楽しむには
皇居一般参観を優先すればOK!
皇居一般参観(皇居の中)は、午前と午後の各1回実施され、受付時間・参観時間等が決められていますが、皇居前広場(皇居の外)には、そのような制限はありません。そのため、皇居一般参観を優先し、空いた時間に皇居前広場(皇居の外)の方を楽しめば、両方を同日に楽しむことが可能です。
徒歩約7分の移動距離
皇居一般参観の受付(集合場所兼解散場所)になっている「桔梗門前」と、皇居前広場の二重橋手前までは、徒歩約7分で移動できます。
桔梗門前から二重橋手前までは徒歩約7分の距離
ココを歩いてみて
皇居前広場(皇居の外)
観光スポットから「皇居を象徴する景観」をじっくり見て楽しむことができます。実際に目の前で見る景観は、写真で見るのとは大違いです。威厳と風格が伝わってきて、見ているだけで引き込まれそうでした。
皇居一般参観(皇居の中)
通常、一般の立ち入りができない皇居内に入って、実際に二重橋を歩いて楽しむことができます。二重橋を歩いていると、そこがとても高い位置にあるのか、まるで空にかけられた橋の上を歩いているかのようでした。二重橋の上からの眺望は特にオススメです。定番の皇居前広場だけでなく、皇居内に入って、二重橋の魅力をさらに体感してみては如何でしょうか?
アクセス・公開情報
①皇居前広場(二重橋手前まで)
<概要>
- 所在地
東京都千代田区外苑1
- 交通
千代田線「二重橋前」駅2番出口から徒歩8分
都営三田線「日比谷」駅B6出口から徒歩8分
有楽町線「桜田門」駅3番出口から徒歩5分
- 開園時間
常時開放
※二重橋濠手前の一部エリアは夕方以降閉鎖 - 休園日
無休
- 入園料
無料 - 問い合わせ
環境省皇居外苑管理事務所 TEL:03-3213-0095
※特別警護などのため、利用が規制される場合が有ります
②皇居一般参観(受付場所の桔梗門前まで)
<概要>
- 所在地
東京都千代田区千代田1-1
- 交通
都営三田線「大手町」駅D2出口から徒歩6分
千代田線「二重橋前」駅6番出口から徒歩6分
JR「東京」駅丸の内中央口から徒歩15分 - 参観料
無料 - 問い合わせ
宮内庁管理部管理課参観係 TEL:03-5223-8071(直通)
※皇居一般参観への申込、注意事項、休止日(臨時を含む)等の詳細については宮内庁HPでご確認願います。
※このサイトの中でも紹介中!
皇居一般参観-当日受付で皇居内を歩いて参観