日本橋-はじまりは徳川家康の時代に架けられた木造の橋

400年以上の歴史ある街並みに、話題の新しい商業施設が次々に登場している日本橋エリア。そこでは新旧が共存し、今までになかった新たな魅力が発信され、人々を惹きつけています。今後も未来を見据えたまちづくりが続けられ、新たな魅力を発信していく日本橋エリアに注目してみませんか?

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400年以上の歴史ある名橋「日本橋」

現在の橋

国指定重要文化財

地下鉄「三越前」駅B6出入口を出たところの名橋「日本橋」。これまでに火災などで幾度となく架け替えられ、現在の橋は明治44年(1911)に架橋された、ルネサンス様式の石造二連アーチ橋です。平成11年(1999)に国の重要文化財となっています。


現在の日本橋


夜の日本橋

橋の装飾

橋の中央には、東京の繁栄を表現した麒麟(きりん)像。そして橋の両側には、東京の守護を表現した獅子像が見られます。


麒麟(きりん)像


東京市の紋章を持った獅子像

日本の道路網の起点

橋の中央(国道上)には日本の道路網の起点であることを示す「日本国道路元標」が埋め込まれています。日本橋北詰西側の「元標の広場」では、日本国道路元標のレプリカと、主要地点までの距離が示された「里程標」、そして橋の中央から移設された「東京市道路元標」を見ることができます。


埋め込まれている日本国道路元標(橋の中央)


日本国道路元標のレプリカ(元標の広場)

日本橋のはじまり

日本橋の創架は1603年

  • 1590年 徳川家康江戸入府
  • 1600年 関ヶ原の戦い
  • 1603年 江戸幕府開府/日本橋の創架
  • 1604年 日本橋を五街道の起点に定める

日本橋の創架は、徳川家康が幕府を開いた慶長八年(一六〇三)と伝えられています。翌年、日本橋が幕府直轄の主要な五つの陸上交通路(東海道・中山道・奥州道中・日光道中・甲州道中)の起点として定められました。江戸市街の中心に位置した日本橋は、橋のたもとの日本橋川沿いに活気のある魚市場が立ち並び、周辺に諸問屋が軒を連ねるなど、江戸随一の繁華な場所でした。
引用:日本橋案内板(中央区教育委員会)


新撰江戸名所 日本橋雪晴/図 歌川広重(出典:国立国会図書館)

江戸時代の日本橋を歩いて渡ってみませんか?

江戸東京博物館では、江戸時代の日本橋を実際に歩いて渡ることができます。北側半分を復元したもので当時の半分の大きさになりますが、圧倒される大きさです。


江戸東京博物館に展示されている日本橋
▼東京都墨田区横網1-4-1▼03-3626-9974

浮世絵から辿る日本橋周辺の歴史


東都名所「駿河町之図」/日本橋魚市繁栄図/名所江戸百景「日本橋一丁目略図」

東都名所「駿河町之図」

 江戸時代の豪商「越後屋」

伊勢松坂の商人「三井高利」が日本橋に開業した呉服店の越後屋。「店前売り」、「現金掛け値なし」という販売方法で大店に成長。一日の売上が千両といわれた江戸時代最大の呉服商です。天和2年(1682)に本町一丁目から駿河町へ移転し、翌年に店舗を拡張して三井両替店を開店。奥に伸びる通りの両側が越後屋です。


東都名所「駿河町之図」 歌川広重 (出典:国立国会図書館)

   

 跡地には日本橋三越本店と三井本館

越後屋は「三越」となり、越後屋に併設されていた三井両替店は「現・三井住友銀行」となっています。奥に伸びる通り(江戸桜通り)の左側が日本橋三越本店で、右側が三井本館(三井住友銀行など)。


江戸桜通り

日本橋魚市繁栄図

 日本橋魚河岸

江戸で最も活気のあった場所の一つに、日本橋北詰東側の魚河岸があります。幕府に納めた魚の余りを日本橋のたもとで売り出したのがはじまり。そこでは日本橋川の水運を利用して各地から沢山の魚介類が集められ、一日に千両の取引があるといわれました。


日本橋魚市繁栄図 国安(出典:国立国会図書館)

   

 魚河岸は移転

日本橋魚河岸は関東大震災で壊滅的な被害を受け、築地へと移転。橋のたもとの乙姫広場には「日本橋魚市場発祥の地」と刻まれた記念碑と乙姫像が置かれています。周辺には魚河岸の名残を感じさせる老舗店が少なくない。


乙姫広場(日本橋北詰東側)

名所江戸百景「日本橋通一丁目略図」

 江戸のメインストリート

日本橋通一丁目の表通りの賑わいの様子。そこは日本橋南側の大店が集まる江戸の一等地。浮世絵の中では、江戸の三大呉服店の一つ「白木屋」(右手)が描かれています。


名所江戸百景「日本橋通一丁目略図」
歌川広重 (出典:国立国会図書館)

   

 中央区日本橋一丁目(中央通り)

江戸のメインストリートは、今も都心を南北に貫く大動脈(中央通り)です。白木屋は東急百貨店を経て、商業施設「コレド日本橋」(写真右手)となっています。


中央通り(日本橋交差点)

新たなまちづくり

首都高地下化事業

青空のある日本橋の景観へ

首都高速道路の日本橋区間地下化事業では、日本橋の上空を覆っている高架が撤去され、青空のある日本橋の景観が復活します。完成までのスケジュールは、2035年にトンネルが開通、2040年までに現在の高架が撤去される予定です。

始まっている地下化事業

日本橋川内の工事を行うため、令和3年5月10日午前0時、首都高都心環状線「呉服橋出入口」と「江戸橋出入口」が廃止となりました。


廃止となった呉服橋出入口の様子

超高層ビルの建設

国家戦略特区に指定されている日本橋エリア。日本橋の直ぐ南側(日本橋一丁目中地区)では、オフィス・店舗・ホテルなどが入る、地上52階の超高層ビルが2025年12月竣工予定。日本橋三越本店の向かい側(日本橋室町一丁目地区)でも、地上36階の超高層ビルが2026年度竣工予定。ここでは、このような大規模な再開発プロジェクトが立ち上がり、新たなまちづくりが進行中です。


日本橋の直ぐ南側での大規模な解体・建設の様子

街歩きに役立つ情報をゲットしてみては♪

日本橋南詰西側の「日本橋観光案内所」では、日本橋などの観光名所や人気スポットを、多言語に対応するコンシェルジュが案内してくれます。ここには観光に役立つフリーペーパーやパンフレットが置かれ、日本橋関連の手土産などを展示・販売しています。


日本橋観光案内所 ▼東京都中央区日本橋1-1-1地先
▼10:00~17:00無休

ココを歩いてみて

歴史スポット満載のエリア

日本橋周辺には、日本最古の百貨店である日本橋三越本店などの老舗商業施設や、日本橋魚河岸の名残を感じさせる老舗店が見られます。また、日本橋から徒歩10分圏内には、金座跡(現・日本銀行本店)、人気の貨幣博物館、渋沢栄一とゆかりのある常磐橋など、歴史を感じさせるスポットが数多く存在しています。

周辺でも大規模な再開発が進行中

日本橋エリアから直ぐ隣に位置する、東京駅日本橋口前の「トウキョウトーチ」。そこでは、地上63階、高さ390mの日本一の超高層ビル「トーチタワー」が2027年度竣工予定です。東京駅周辺から日本橋エリアにかけては、大規模な再開発を中心にオフィスビルや商業施設の建設が続いています。

新たな魅力を発信していく日本橋エリア

これまでの再開発により、コレド日本橋、日本橋三井タワー、コレド室町など話題の新しい商業施設が次々に登場しました。今後も新しい商業施設を次々に登場させ、新たな魅力を発信していく日本橋エリアに注目です。

アクセス情報

日本橋

  • 所在地
    東京都中央区日本橋室町1丁目~日本橋1丁目
  • 交通
    地下鉄半蔵門線/銀座線「三越前」駅B6出入口直ぐ


日本橋周辺

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