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千鳥ヶ淵-飲料水確保のために造られた淵

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千鳥ヶ淵は江戸城北の丸の西側に位置する内堀。徳川家康入府後、安定した飲料水を確保するため、小河川をダムで堰き止めて造成されたもの。今では、都内屈指の桜の名所として知られ、桜の開花中は沢山の人で賑わっている。

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「千鳥ヶ淵」の歴史と現在

歴史

千鳥ヶ淵は慶長11年(1606)、江戸開府とともに築かれた内堀の一つです。その名の由来は、かつて半蔵門土橋まで広がっていた淵の形が千鳥に似ているからといわれています。
引用:千鳥ヶ淵案内板

飲料水確保のために造られた

徳川家康が入府したころの江戸は、飲料水の確保が困難で、安定した飲料水を確保することが急務とされていた。そのため、城の周りの小河川をダムで堰き止めて造られたのが千鳥ヶ淵。やがて、神田上水・玉川上水が整備されると、その役割を終えることになる。

「御江戸大絵図」が示す江戸城と千鳥ヶ淵

千鳥ヶ淵案内板には、「御江戸大絵図」が載っている。千鳥ヶ淵のある北の丸は、かつて、旗本などの屋敷があったところ。八代将軍徳川吉宗以降は、御三卿のうち「田安家」と「清水家」の屋敷が置かれた歴史がある。


御江戸大絵図の千鳥ヶ淵(出典:千鳥ヶ淵案内板)

桜の植樹

千鳥ヶ淵の桜はその大部分がソメイヨシノで、古くは明治14年(1881)に英国大使館前に植樹されたと記録されています。現存する最も古木となったソメイヨシノは昭和5年(1930)に植えられたものですが、多くは戦後の復興気運を背景に昭和30年代に植樹されています。(後略)
引用:千鳥ヶ淵案内板

千鳥ヶ淵と半蔵濠に分かれる

田安門から半蔵門まで続いていた千鳥ヶ淵は、道路整備により分断され、新しく半蔵濠が誕生。千鳥ヶ淵は、田安門から代官町通りの土手までとなる。
昭和38年(1963)には、文化財保護法による特別史跡「江戸城跡」に指定されている。

 

現在

千鳥ヶ淵緑道

千鳥ヶ淵に沿って造られた全長約700mの遊歩道。そこでは、散歩をしたり、ジョギングをしている人を見かけ、一年を通して自然に親しめる四季の道として整備されている。桜の開花中、千鳥ヶ淵緑道は「桜のトンネル」になる。


千鳥ヶ淵緑道

 

千鳥ヶ淵ボート場

外苑濠の中では面積が2番目に広く、唯一、ボートに乗れるところ。料金と営業時間は季節により異なる。


千鳥ヶ淵ボート場

 

春は桜

全国から沢山の人が訪れる都内屈指の桜の名所。桜の開花中はライトアップが行われたり、ボートに乗って千鳥ヶ淵の水面から桜を楽しむことができる。


千鳥ヶ淵の桜

ひとこと!

夏の千鳥ヶ淵は空いていて、ゆっくり散歩しながらボートに乗ることができる。桜の見ごろは、例年、3月下旬から4月上旬にかけて。東京の桜の名所として有名なところなので、開花中は、桜を見るのも、ボートに乗るのも大変苦労する。

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基本情報

名称 千鳥ヶ淵
所在地 東京都千代田区九段南2丁目から三番町先
アクセス 東京メトロ「九段下」駅2番出口徒歩約5分
東京メトロ「半蔵門」駅5番出口徒歩約5分 ※共に緑道入口まで
北の丸千鳥ヶ淵

 

 

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