九段・竹橋エリア

竹橋門跡-伊達政宗ほか6名の大名が築造した門

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江戸城内郭門の一つだった「竹橋門」。門の名は、竹で編んで造られた橋が架かっていたことに由来するというが諸説あり。現在、門は撤去されているが、橋はアーチ型の石橋となり、「皇居ラン」のランニングコースにもなっている。近くには、最初に江戸城を築城した「太田道灌追慕の碑」が見られる。

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「竹橋門」の歴史と現在

歴史

竹橋門

橋は徳川家康の江戸入府前から存在していたという。橋の架設時期は定かではない。
門は1620年(元和6年)に築造されている。


竹橋門(出典:竹橋門跡案内板)

門の名は、竹で編んだ橋が最初に架かっていたことに由来します。門は、1620年(元和6年)、仙台藩(現在の宮城県)藩主伊達政宗ほか6名の大名によって築造されました。この門は、北の丸の東の出入口にあたり、山王社(現、日枝神社)と神田明神(神田神社)の天下祭りの山車行列は、この門を通過しました。
引用:竹橋門跡案内板

 

明治以降

御門を通る道は、桜田門外の変により一時閉鎖されるが、明治3年再開通し、今の通称代官町通りへと変遷する。(中略)
現在のアーチ型竹橋は、大正15年、帝都復興事業で架設され、平成5年3月、周辺景観との調和や補強を目的に改修を受け、白・黒・桜のみかげ石の橋に、装いを新たにした。
引用:竹橋門跡案内板

 

現在

竹橋門跡

地下鉄東西線「竹橋」駅1a出口を出ると、直ぐにお濠に架かるアーチ型の石橋が見えてくる。これが「竹橋」。その竹橋を渡ったところが竹橋門跡になる。
現在、門は撤去されているが、積まれた石垣の一部を見ることができる。そこは狭いスペースだが、ベンチが置かれ一休みできる広場になっていた。


石垣の一部が残っている竹橋門跡

現在のアーチ型の竹橋は「代官町通り」に繋がり、首都高速道路、内堀通りへと繋がる要所の道路。橋の東詰めには「毎日新聞東京本社」、西詰めには「東京国立近代美術館」があり、北の丸公園が広がっている。


現在の竹橋

竹橋門の石垣の多くは撤去されていますが、この門の脇から平川門に通ずる帯曲輪という通路や濠石垣は良好に残っています。1926年(大正15年)に帝都復興事業で架設された現在の橋は、ほぼ江戸時代の橋の位置に架けられています。
引用:竹橋門跡案内板


右手の石垣が平川門へ延びる「帯曲輪」

 

太田道灌の碑

竹橋門跡から平川門方向へ少し歩くと「太田道灌追慕の碑」がある。
太田道灌(1432~1486)は室町中期の武将で歌人。文武両道に優れた人物で、1457年に江戸城を築造。この碑は平成19年に江戸城築城550年を記念して建てられたもの。


太田道灌追慕の碑

太田道灌追慕の碑 江戸城築城 五五〇年に当たって

左にある「追慕の碑」は、太田道灌公没後四五〇年を記念して建立されましたが、今年は、道灌公が長禄元年(一四五七年)にこの千代田の地に「江戸城」を築城してから、丁度五五〇年に当たります。
この記念すべき時に当たり、都市東京と千代田区の今日の繁栄の基礎を築いたとも言える太田道灌公の遺徳を偲んで、顕彰の標とします。(後略)平成一九年九月二十五日 千代田区
引用:太田道灌追慕の碑(案内板)

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ココで見えたもの!

皇居ラン

ここでは、皇居の外周を走る「皇居ラン」の姿がよく見られる。皇居の名所を眺めながら、皇居の外周を反時計回りにランニングするもの。約5kmのランニングコースは信号待ちがなく、オフィス街からのアクセスが良いことなどで、人気のランニングコースとなっている。


皇居の外周を走るランナー

コース周辺には「ランステ(ランナーズステーション)」と呼ばれるランナー向けの施設が整っていた。シャワー・ロッカーなどが完備され、ウェア・シューズのレンタルも充実。ここに荷物を置いて着替えて直ぐにコースに出てランニングができる仕組みだ。
平日は仕事帰りのサラリーマンやOLで賑わい、休日はマラソン大会などのイベントがよく行われているという。皇居は「ランナーの聖地」とも呼ばれていた。

 

ひとこと!

竹橋門跡は、竹橋駅から橋を渡った直ぐのところにあるが、気付かずに通り過ぎてしまうかもしれない。周辺は随分と変わってしまったが、現在の橋は江戸時代の橋とほぼ同じ位置に架けられているというのが興味深い。
現在の竹橋は主要な車道と共に、歩道は「皇居ラン」のランニングコースにもなっていて、それぞれが思い思いのスタイルで楽しくランニングしている姿が見られた。

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アクセス情報

竹橋門跡/東京都千代田区北の丸公園3

  • 地下鉄東西線「竹橋」駅1a出口徒歩1分

 

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